
要点
Krea 3は編集用途で5点満点中3.7点と評価しました。本来の目的である編集では高得点です。Krea自身の計測では、2K編集のほとんどが8秒未満で返ってきますし、枠で囲んだ部分だけが変わります。減点になったのは、小さな文字、オープンウェイトがまだなく限定公開のAPI、そして複数の初期ユーザーが「しつこい」と評したサインアップの流れです。機能紹介を先に読みたい方はKrea 3の解説記事をどうぞ。この記事は評価をお伝えするものです。
覚えておいてほしい数字は価格です。Kreaの見出しは2K画像1枚$0.06ですが、編集には必ず1枚以上の参照画像が付くため、API経由の実際の2K編集は約$0.13になります。それでも安価です。ただ、見出しの価格ではないというだけです。
カタログ写真、シーンの差し替え、キャンペーン用バリエーションの大量生成に向いています。文字を多用するポスターや、今すぐ動かせるウェイトが必要な場合は見送ってください。画像を記事に使うなら、eeselのAIブログライターがその周りの記事を書き、図解も自分で描きます。編集ツールとライターは役割が違います。
Krea 3の評価をひと目で見ると?
私はeeselのソフトウェアエンジニアで、コンピュータサイエンスのバックグラウンドがあり、日々、機能やAIエージェントを作っています。そのため、新しいモデルは仕様書を読むように見ます。何を約束しているか、公式ドキュメントが何を認めているか、初期ユーザーがどこで限界にぶつかったか、です。競合モデルとの統制された比較検証は行っていません。以下のスコアはすべて、Kreaのローンチ記事、APIドキュメント、料金ページ、そしてXとHacker Newsに出た最初の3日間の公開報告に基づいています。

これらの数字を重視するのには実務上の理由があります。弊社のブログ制作パイプラインは、記事ごとにヒーローバナーと複数のインフォグラフィックを生成しており、およそ3回に1回はやり直しが必要です。弊社の記録にあるドイツのベビー用テキスタイルのEC企業は、バナーとブランドカラーのインフォグラフィックつきの記事を得るために、3日間でこのパイプラインを約15回実行しました。やり直しが10秒ではなく1分かかるなら、編集速度は、試行錯誤を続けるか妥協するかを左右します。そのため速度の重みを大きくしました。

| 基準 | スコア | 重み | 理由 |
|---|---|---|---|
| 編集速度 | 4.5 | 2倍 | 2Kで8秒未満(ベンダー計測)。falは6秒未満をうたう |
| 編集精度 | 4.5 | 2倍 | 部分編集は他のピクセルに手を加えない。Kreaの差分ビューで確認できる |
| 編集あたりのコスト | 4 | 2倍 | 2Kの参照画像1枚で2K編集が約$0.13 |
| 小さな文字 | 3 | 1倍 | 初期ユーザーが看板の文字崩れや服からはみ出す文字を確認 |
| テキストから画像 | 3 | 0.5倍 | Krea自身がベータ版では実験的機能としている |
| APIとオープン性 | 2.5 | 1倍 | APIは早期アクセス、オープンウェイトなし、API経由のLoRAもまだなし |
| ドキュメントの一貫性 | 3.5 | 1倍 | 参照画像の上限がページによって6、8、4とバラバラ |
| サインアップの流れ | 2.5 | 1倍 | 複数のHacker Newsユーザーが、しつこい割引の提示を指摘 |
加重平均は3.7です。8つの基準を同じ重みで計算すると3.4に下がります。これが正直な幅で、強力な編集ツールを、まだ若い製品が包んでいるという状態です。
Krea 3は本当に速く、その速さは続きますか?
速度が最大の売りなので、まずそこから確認しました。Kreaによると、編集の大半はネイティブ2Kで「エンドツーエンドで8秒未満」に完了し、最速の構成なら編集は約4〜5秒です。比較表の他モデルの数字は、2026年9月24日から10月1日までにKrea上で行われた編集ジョブのリクエストから結果までの中央値(待ち時間込み)で、Nano Banana Proが33秒、GPT Image 2が90秒です。
5点にしなかった理由は2つあります。これらはKreaのインフラ上でのKrea自身の数字であること、そしてランディングページではNano Banana Proを約26.8秒とする別の比較を載せていることです。また、競合1社の価格には「検証待ちの暫定見積もり」と注記されています。Hacker Newsの読者は、反対側からも妥当な指摘をしていました。掲載されているGPT Imageの数字は、最高品質設定で動かさない限り古く見える、というものです。
"Just to clarify they might be accurate but only when using the absolute highest quality setting which is really really not necessary to get great results."
したがって、この差は本物だが、ローンチ時の表が示すほど大きくはないと読んでいます。26.8秒と比べても約3倍の差があり、習慣を変えるのはこの差です。この比較のOpenAI側についてはChatGPT Images 2.5のレビューで、GoogleのモデルについてはNano Banana 2のレビューで取り上げました。
編集はどれくらい精密ですか?
Krea 3が4.5点を獲得したのはここです。仕組みが重要なので、KreaのFAQから私が理解した内容を説明します。このモデルは大きなモデルの蒸留版ではなく、「その領域をまず見つけ、変わる部分だけを描画する」とされています。APIではregional_edit: trueというフラグ1つになり、ドキュメントによれば枠の外側は一切変わりません。一方、通常の編集は画像全体を再描画するため、最新の出力を編集し続けるとアーティファクトが蓄積することがあります。
Kreaはこれを変化ピクセルのマップで示しています。プロンプトは「Change only her coat to cobalt blue」で、モデルが触れたピクセルはすべてオレンジで示されます。

1つの例では何も証明できませんし、初期ユーザーはその限界も見つけています。Hacker Newsのあるコメント投稿者は、Tシャツ姿の女性を高級バーに座らせるようKrea 3に頼んだところ、モデルがジャケットを作り出し、シャツのプリントがその上にはみ出したと報告しました。
"Gave it a photo of a woman wearing a T-shirt, asked it to seat her at a fancy bar. It invented a suit jacket, which makes sense, but the drawing on the shirt runs right over the jacket. Gemini did much better."
別の読者は、背景除去では「領域」が画像のほぼ全体になるため、この利点は疑わしいと指摘しました。どちらも妥当です。精密な編集が活きるのは、変更が小さく、フレームの残りを守る必要がある場合で、それがまさにカタログやキャンペーンの仕事です。好意的な面では、ローンチデモへのXの返信の1つが、反射の描写に注目していました。
"Ok the reflection in the water updating with the new sky got me. We fight just to keep one character's face the same across scenes, so swapping half a photo this cleanly is kind of wild"
毎日1つのクリエイティブツールを試しているShane Hegdeも、Day 5の投稿で同様の強みを挙げています。被写体を一貫させた6つの参照入力と、1枚の画像に対する領域ごとのプロンプトです。短い欠点リストの最初の項目は、実際の制限です。
"You can only generate up to 4 images at a time"
Krea 3の編集には実際いくらかかりますか?
コストを5点ではなく4点にしたのは、注意書きがあるからです。ローンチ時の表では、2Kで1枚$0.06とあり、「画像参照なし」と添えられています。しかし編集には、定義上、参照画像があります。編集対象の写真そのものです。
| 料金項目 | 1K出力 | 2K出力 |
|---|---|---|
| 基本料金 | $0.03 | $0.06 |
| 1K参照画像1枚ごと | +$0.02 | +$0.02 |
| 2K参照画像1枚ごと | +$0.07 | +$0.07 |
highシンキングモード | +$0.02 | +$0.02 |
出典:Krea 3 APIドキュメント。APIは早期アクセスのため、これらは公表されている料金であり、セルフサービスの価格表ではありません。
合計すると、2Kの写真1枚の2K編集は$0.13、highシンキングを使えば$0.15です。それでも、KreaがNano Banana Proとして載せている$0.135(これも参照画像を含まない数字)を下回り、GPT Image 2として載せている$0.22をはるかに下回ります。Kreaは月10万回の編集の例として、Krea 3なら$6,000、他は$13,500と$22,000と示していますが、これは参照なしの基本価格を使った数字です。編集作業では、参照画像1枚が2Kとして、Krea 3で約$13,000と計算し直すのが妥当でしょう。この水準では、Nano Banana Proとの差はほとんどなくなるため、コスト面の優位は価格より速度にあります。ドキュメントには安上がりな対処法が1つあります。ほとんどの編集には約1MPで十分なので、参照画像を約1Kに縮小すれば、その料金は$0.07から$0.02に下がります。OpenAIが同じ作業をどう課金するかは、ChatGPT Images 2.5の料金をご覧ください。
アプリ内のKreaのプランはいくらですか?
アプリ内では、Krea 3はコンピュートユニットを消費し、ユーザーガイドによれば「誰でも利用可能」です。より重いKrea 3 Ultraモードは、Max以上のプランにあります。これらのプランは2026年10月18日に料金ページで確認しました。
| プラン | 月払い | 年払い | コンピュートユニット |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | $0 | 1日100 |
| Pro | $35/月 | $21/月 | 月20,000 |
| Max | $105/月(6万ティア) | $63/月 | デフォルトで60,000、スライダーで40,000〜100,000 |
| Business | $200/月 | 記載なし | 月80,000 |
| Enterprise | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり |

プラン自体はMidjourneyのプランと並べても妥当で、ローンチ特典も太っ腹です。対象のProまたはMaxの年間プランを購入すると、14日間Fast生成が無制限になります。コンピュートユニットのガイドによれば、個人プランではユニットは繰り越されないため、月払いで利用が集中するタイプのユーザーは、使わなかった分を失います。
スコアが下がるのは、プランの周辺の流れです。Hacker Newsのユーザーは、断った後に割引が出る表示やタイマー式のオファーメールを挙げており、反応はモデル自体について読んだどの意見よりも辛辣でした。
"Incredibly aggressive dark patterns in this sign up flow just to try the model."
Kreaのチームメンバーはスレッドで、「より良いグロース戦略とは何か、考えてみる」と答えていたので、サインアップの流れは今のところ2.5点にしています。モデルを試したいだけなら、割引メールよりも、無料プランの1日100ユニットのほうがすっきりした入口です。Canva AIやLeonardo AIにも同様の無料枠があるので、比較の基準にしてください。
Krea 3はどこで減点されますか?
平均を押し下げているのは3つの領域で、Krea自身もほとんどについて率直に認めています。
- 小さな文字とテキストから画像。 Kreaはベータ版ではテキストから画像を実験的機能としており、チームは編集を優先したと述べています。初期ユーザーは看板の文字が崩れることや、服の上に文字がはみ出すことを確認しました。文字入れが仕事なら、まずIdeogramとOpenAIのモデルを基準にして試してください。
- アクセスとオープン性。 APIはKrea 3ベータのワークスペースに限られ、sales@krea.aiへの依頼が必要です。オープンウェイトはなく、KreaのチームはHacker Newsで「社内で検討中」と述べています。Krea 3は、Krea 2のAPIが提供するスタイル参照やLoRAにはまだ対応しておらず、送ると422エラーで「coming soon」と返ります。
- 食い違うドキュメント。 ローンチ記事では1回の編集につき参照画像は最大6枚、ランディングページとAPIドキュメントでは8枚、OpenRouterの掲載では1〜4枚です。APIドキュメントには、参照が5枚以上の場合、それぞれが長辺1536pxにリサイズされるとも書かれているので、ディテールを保ちたい参照は4枚以下で送ります。

開発者の立場から見ると、API自体はきれいにまとまっています。標準的な非同期ジョブで、/generate/image/krea/krea-3にPOSTし、job_idを保持して、ポーリングするかWebhookを受け取ります。デフォルト出力は、resolution: "2K"を渡さない限り1Kで、シードは決定論的ではありません。多くの開発者はおそらくパートナー経由で利用するでしょう。fal、OpenRouter、Together AI、Replicateはいずれもローンチパートナーとして挙げられているからです。すでにこれらのどれかで画像呼び出しをルーティングしているなら、Krea 3を試すのはモデル名の変更だけです。
Krea 3を使うべき人、見送るべき人は?
Kreaの公式ドキュメントは、モデルごとに役割を分けています。商品やキャラクターの一貫性を保つ必要がある、高速で指示に忠実な編集にはKrea 3、重み付きスタイル参照、ムードボード、LoRAを使ったスタイル探索にはKrea 2です。正直な答えは1つを選ぶことではなくルーティングの判断なので、私はあと2つの用途を加えます。

| あなたが… | 私の判断 |
|---|---|
| 固定した商品の周りでシーンを差し替えるカタログ・ECチーム | Krea 3を使う。部分編集と1回あたりの価格が大量作業に合う |
| 1つの広告を多数のフォーマットにローカライズするマーケティングチーム | 使う。ただし小さな文字はすべて校正する |
| ルックを探っているデザイナー | Krea 2のままにするか、Midjourneyを検討する |
| ファインチューニングやウェイトを今すぐ必要とする開発者 | 待つか、研究用ライセンスでオープンウェイトを公開しているQwen Image 2.1を試す |
| ポスターや文字の多い作業をする人 | まずChatGPT Images 2.5を試す |
作業が切り抜きや清掃だけなら、専用ツールのほうが簡単かもしれません。その場合は、Photoroomの代替の一覧とPhotoroomの料金の解説が参考になります。Shopifyの出店者は、背景ならShopify Magicから始めることもできます。
幅広く見るなら、Nano Banana 2の代替のまとめが私の最も広い比較で、ChatGPT Images 2.5の代替の一覧は文字表現寄りです。ByteDanceのモデルについては、専用のSeedream 5.0 Proのレビューがあります。
同じ編集作業を狙うモデルがほかに2つあります。AlibabaのQwen Image Editと、OpenAIのimage edit APIです。
デザイン素材にはRecraftが一見の価値があり、Freepikはまとめて使える選択肢です。
Krea 3はコンテンツ制作のワークフローのどこに収まりますか?
高速なエディターはボトルネックを1つ取り除きますが、私が話を聞くチームの多くは、商品ページ、キャンペーン、ブログ記事といった何かの中に画像を入れる必要があります。モデルは8秒で画像を出しますが、その周りのリサーチ、下書き、編集には今も数時間かかります。
eeselのAIブログライターが埋めるのはこの隙間です。1つの仕事のために雇うチームメイトのような存在で、テーマを見つけ、すべての主張に出典をつけてリサーチし、あなたのブランドの文体で書き、ヒーローバナーと図解も自分で描くので、記事は文字の壁ではなくビジュアルつきで公開されます。ECブログやマーケティングチーム向けにKrea 3でヒーロー画像を生成するなら、両者は並んで使えます。商品画像はKrea、その周りの記事はライターです。
どちらへの指示の出し方も、AIブログ画像の作り方のガイドで解説しています。
eeselを試す
コンテンツカレンダーにもっとビジュアルが必要でKrea 3を試しているなら、時間がかかるのは多くの場合、画像ではなく文章です。eeselのAIブログライターは、テーマをリサーチし、出典つきの記事をあなたの文体で下書きし、独自のインフォグラフィックを加え、「導入をもっと印象的に」といった普通の言葉での修正指示にも応えます。画像つきAIブログライターの仕組み、チームがAIブログライターのワークフローをどう組むか、そして最高のAIブログライターにどのツールが挙がるかをご覧ください。

Krea 3での編集と組み合わせれば、画像だけでなく記事全体が手に入ります。eeselを試し、次のテーマを任せてみてください。