
Tregの料金の仕組み
私はeeselで連携機能を作っています。主な仕事は他社のAPI課金ドキュメントを読み、落とし穴のありかを見つけることです。Tregの課金ドキュメントは、落とし穴が他より少なく、あるものもきちんと書かれています。

まだご存じなければ、TregはSuperdesignによる「エージェントツール版OpenRouter」です。1つのトークンと1つの/call/エンドポイントで、Claude CodeやCodexのようなエージェントが、SEO、ソーシャル、エンリッチメント、広告向けの3,700以上のサードパーティエンドポイントに届きます。料金ページはモデルを一文でまとめています。「A prepaid balance, metered per call at the provider's own rate, with no markup.」
全体を1枚の表にまとめます。
| 項目 | Tregの課金 |
|---|---|
| サブスクリプションまたはシート | なし |
| 月額の最低料金 | なし |
| 登録クレジット | 認証済みID1つにつき$1.00を無料で一度だけ |
| プロバイダー料金への上乗せ | 0% |
| Tregのキーでのカタログ呼び出し | プロバイダー自身の料金(呼び出し前に表示) |
| 自分のキー、ツール、接続済みアカウント | $0、課金なし |
| チームが以前に投げた質問へのキャッシュヒット | 価格の10%(自分のキーなら無料) |
| 紹介クレジット | 紹介されたチームが資金を追加したら双方に$5.00 |
| オープンソースコードのセルフホスト | 無料(自前のインフラ上) |
| 最低チャージ額 | 非公開(チャージ画面はサインインの先にあります) |
エージェントがお金を使う前に、価格が見えます。treg catalog get <id>で料金が返り、呼び出し後には実際の課金額がマイクロドル単位のX-Treg-Cost-Microヘッダーで返ります。このヘッダーがない場合は、自分のキーで動いたため課金されていません。エージェント型のコーディングCLIがいつの間にかクレジットを食いつぶした経験がある人には、良い設計です。
課金単位はエンドポイントごとに違う
「呼び出しごと」というのは単純化した言い方で、実際のコストのばらつきの大半はここにあります。カタログは各エンドポイントにcost.typeを載せていて、数えるものが同じとは限りません。
- **
per_call:**結果にかかわらず、毎回一定額。 - **
per_success:**ヒットしたときだけ支払い。ミスは$0.00で精算されます。 - **行単位の
per_result:**目安の金額は20行ページを前提にしており、ページが大きいほど高くなります。 - **ターゲット、ドメイン、キーワード単位の
per_result:**問い合わせた対象の数だけ支払います。ドキュメントには「a body listing ten domains reserves ten」とあります。 - **
free:**その名のとおりです。
これは表示単価よりも重要です。per_successのメール検索は、半分ミスするなら表示価格の半分で済みますが、per_callの検索はミスにも課金します。リード獲得エージェントを作るなら、価格より先に課金単位を見ます。
課金対象と無料の範囲
Tregの料金で、2回読んでおきたい部分です。Tregのドキュメントはルールをはっきり書いています。「Your own key always wins over treg's, and those calls are never metered.」呼び出しごとに認証情報のはしごが走り、お金がかかるのは最後の段だけです。

すでにFirecrawlやApifyに払っているなら、そのキーを接続すれば呼び出しは「free of the balance rather than duplicating them」になります。料金ページはMeta Ad Libraryのレシートでもそれを示しています。「own key $0, shared key $0.12.」
見落としやすい点が4つあります。
- **Xは「自分のアカウントなら無料」の例外です。**Treg自身のXアプリ経由で作ったX接続は呼び出しごとに課金されます。「X bills the app owner per use, whoever's account consented」だからです。自分のX開発者アプリを持ち込めば、再び課金されなくなります。
- **失敗した呼び出しはほぼ無料ですが、例外が1つあります。**メインのドキュメントはプロバイダーの4xxや5xxを「charged nothing」としていますが、連携ガイドはそれを絞っています。
per_callエンドポイントは「a genuine4xxcaused by your own bad input」には課金します。認証情報やクォータのエラーは課金されません。 - **オーバーフローリレーで価格が変わることがあります。**あるプロバイダーでTreg自身のアカウントが枯渇すると、「the relay's real price」でリレーアカウント経由に切り替えることがあり、
X-Treg-Served-Viaヘッダーで示されます。treg org overflow offで無効にできます。 - **市場データには無料トライアル枠があります。**Finnhub、Twelve Data、Tiingoは$0で、1チームあたり1日50、20、20回まで使え、その後は429が返ります。
実際のTreg実行にかかるコスト
料金表は料金表です。私が信頼するのはレシートで、Tregは実際の実行のレシートをワークフローのページで公開しています。Tregの料金ページはこう言います。どのレシートも「comes from a real run, not a rate card」。

| 実行(日付) | 内容 | 合計コスト |
|---|---|---|
| キーワード需要(9月14日) | 50キーワード:アイデア$0.018、ボリューム$0.09、トレンド$0.0012 | $0.11 |
| 認証済みリードリスト(9月23日) | 50社から配信可能なリード20件 | $2.33(1件あたり$0.12) |
| Instagramクリエイター探索 | クリエイター検索とプロフィール | $0.20(クリエイター1人あたり$0.008) |
| MetaとGoogleの広告検索 | Googleは共有キー、Metaはチーム自身のApifyキー | Googleは$0.015、Metaは$0 |
リードリストのレシートは正直です。Apollo、AIフィルター、複数のメール検索をつないでいて、Findymailのミスにも課金されたと認めています。これが、料金ページが注意している「呼び出しコスト」と「使える結果のコスト」の差です。生の呼び出しは1回分の課金ですが、「a deliverable row can cost more when multi-step work filters out misses」。
プラットフォーム別に公開されている下限価格で、安い側の目安がわかります。
| プラットフォーム | Tregでの下限価格 |
|---|---|
| X | 成功1件あたり$0.0001から |
| TikTok | 成功1件あたり$0.0005から |
| Instagram、YouTube、Douyin | 成功1件あたり$0.001から |
| 企業データ | 呼び出し1回あたり$0.000178から |
| 人物・連絡先データ | 結果1件あたり$0.00038から |
| オープンウェブとSEO | 結果1件あたり$0.0001未満 |
下限より上の開きは大きいです。Treg自身のドキュメントも「spreads inside one capability reach 200×」と言っています。メール検索のページでは、QuickEnrichが見つかったアドレス1件あたり$0.00483、Hunterが$0.0245で、同じ仕事に約5倍の価格差があります。
Treg対サブスクのシート:損益が逆転するところ
みんながスクリーンショットに撮るトップページのパネルは、4つのサブスクを呼び出しごとの価格に置き換えて合計します。「$371/mo of seats → cents per call.」アイデアは好きですが、ライブカタログで確かめると、これはベンダーではなく作業を比べています。SemrushとCrunchbaseはTregではご自身のキーでしか動かず、Hunterの実際のメール検索単価はパネルの$0.004ではなく$0.0245です。
| 作業 | 置き換えるシート | トップページの価格 | ライブカタログの単価(2026年9月29日) |
|---|---|---|---|
| キーワードボリューム | Semrush、$139/月 | $0.006/呼び出し | Semrushは自分のキーのみ。DataForSEOはバッチ$0.09(最大約1,000キーワード)、Serpstatは結果$0.0005 |
| 被リンク | Moz、$99/月 | $0.012/呼び出し | Mozサマリー$0.013334、Serpstatサマリー$0.0025 |
| 資金調達データ | Crunchbase、$99/月 | $0.020/呼び出し | Crunchbaseは自分のキーのみ。Aviatoは成功1件$0.01、PredictLeadsは$0.04 |
| 業務用メール | Hunter、$34/月 | $0.004/呼び出し | Hunter検索は成功1件$0.0245、QuickEnrichは$0.00483 |
だから、大事な問いは「Tregは安いか」ではなく「何回の呼び出しでシートのほうが安くなるか」です。ライブ単価でその計算をしたものがこちらです。

キーワードの行は見直す価値があります。DataForSEOの1バッチで最大約1,000キーワードを扱えるからです。Semrushのシートが生データで追いつくまでに、100万件を超える検索ができます。得られないのは、Semrushのダッシュボード、そのツール独自の数値、スイートの残りの機能です。チームが毎日AhrefsやSemrushを使っているなら、どのみちシートは残すでしょう(フルシートに何が含まれるかは、私のMoz対Ahrefsの比較をご覧ください)。
下で自分の使用量を入れてみてください。Tregの単価は上のライブカタログ価格、シート価格はTregのトップページのものです。
デフォルトの数量では、Tregの請求は月約$13で、シートなら$371です。メールの行を1,388回より上に増やすと赤くなります。その作業は専用のサブスクにしたほうがよいという合図です。
支出の管理、チャージ、返金
プリペイド残高はそれ自体が支出の上限になり、これが、放置するエージェントを安心して向けられる最大の理由です。残高が尽きると、課金対象の呼び出しはbalance_micro、estimated_cost_micro、topup_urlを含むHTTP 402で失敗します。料金ページはこれを「Runs dry, fails loud」と呼び、自分のキーでの呼び出しは動き続けます。
さらに3つの手段があります。
- 呼び出しごとの上限。
X-Treg-Route-Max-Cost: <usd>を送ると、予約額がそれを超える呼び出しをTregが拒否し、課金されません。直接呼び出しにはデフォルトの上限がなく、ルーティングされるtreg.<capability>の呼び出しは、デフォルトで1回$1です。 - **スコープ付きのエージェントトークン。**管理者は、特定のツールと1日の呼び出し回数に絞ったトークンを、
treg org agent-new ci-bot --tools stripe,gh --cap 500のように発行できます。 - 任意の自動チャージ。利用規約には「automatic top-ups only happen if you turn them on and agree to the amount」とあります。連携ガイドのリリースチェックリストでは、有効にするか
GET /orgs/<id>/balanceを監視するよう書かれています。
返金は手薄です。有料残高に関する一般的な返金ポリシーは公開されていません。返金の記載があるのは、非同期の生成タスク(「a failed or moderated task refunds the whole hold」)と、返金不可の「never refundable」なプロモーションクレジットだけです。また、ホスト版は先行アクセスで「no uptime commitment and no support commitment」とされているので、本番のエージェントが依存する場合は織り込んでください。
自社製品の中でTregを再販する場合、ドキュメントは「allowed and encouraged」としており、呼び出しにX-Treg-Meta: customer=...のタグを付けて、タグ別の利用状況エンドポイントから請求できます。顧客ごとの1日上限は「advisory」なので、残高が変わらず厳密な上限です。
Tregの料金についてユーザーが言っていること
Tregのコミュニティは小さく、ほとんどがX上にあり、何より料金の話をしています。私が見つけた中で最も具体的なコメントは、生のAPIでの最低クレジット購入についてでした。
"For example DFS you need to buy minimum $50 credits to use platform, but with Treg I can pay per api call."
これが小さなチームにとっての本当の売りです。DataForSEOは呼び出し単価は安いものの、最初の1回の前に$50を前払いする必要があり、しかもそれはエージェントが触れる十数社のうちの1社にすぎません。同じ従量課金の点は、LinkedInでもリードデータについて挙がっていました。
"Instead of paying 99$/mo for a service like Apollo. You pay to Treg only the amount you needed (turns it to Pay As you Go). Pay per Tool Call."
もっともな批判は、価格そのものではなく、プロバイダーの選び方についてです。Product Huntの唯一のレビュアーは、1つの作業が複数のプロバイダーに対応している場合、どれが安いか信頼できるかが一覧からわからないため、テスト呼び出しで比較したと述べています。9月10日に始まったTregのEnrich Arenaはその直接の答えのように読め、あるテスターは変化をうまくまとめていました。
"The question isn't necessarily: 'Which provider is the best?' It becomes: 'Which provider is giving me the best result for this particular request?'"
私の側から1つ付け加えます。Tregが課金するのはエージェントの選択です。$0.00483のQuickEnrichではなく$0.0245のHunterを選ぶエージェントは、同じ仕事に5倍払います。TregはClayのようなウォーターフォール処理をしてくれないので、treg org pinで作業を1つのベンダーに固定するのが、最も簡単なコスト管理です。
Tregは価値があるか
ほとんどのエージェント開発者にとっては、はい。料金モデルは透明で、上乗せ0%は規約に明記され、BYOKなら、すでに持っているキーに二重で払うこともありません。エージェントが多くのベンダーにまたがって月に数百回ほど検索するなら、呼び出しごとの課金はシートの束よりはるかに安くなります。
Tregの料金が向いているのは、次のような場合です。
- エージェントが1つのベンダーを大量に使うのではなく、多くのベンダーを少しずつ使う。
- 5つの無料トライアルに登録せずに、AI SEOエージェントやアウトバウンドのワークフローを試したい。
- すでにいくつかのキーには払っていて、残りの窓口を1つにまとめたい。
シートのほうが得なのは、次のような場合です。
- ある作業が毎月損益分岐点を超える(メール検索が1,400件以上など)。
- チームがベンダー自身のダッシュボードとデータを必要とし、似た別プロバイダーの数字では足りない。
- SLAが必要(ホスト版にはまだ稼働率の保証がありません)。
レシートは、意図せず大きなことも示しています。50キーワードの取得は11セントでした。SEO自動化でデータが高くついたことは一度もありません。高いのはその後です。切り口を選び、コンテンツブリーフを書き、引用される価値のある文章を書き、サイトの中にリンクでつなぐ作業です。
Treg対、仕事ごと任せる
Tregはインフラです。エージェントに安価な手を与えますが、エージェント(おすすめAIエージェントのまとめが出発点になります)、プロンプト、レビューの流れ、戦略は自分で用意します。組み立てるのが好きな開発者には、良い取引です。
もう1つの選択肢は、すでにその仕事をしているチームメイトを迎えることです。eeselがやっているのがこれで、特定の業務向けにすぐ働けるAIチームメイトを提供し、SEOコンテンツ向けがAIブログライターです。キーワードを調べ、上位表示のページを分析し、実在する出典を集め、ビジュアルを作り、ブランドの声で下書きを書き、あなたがレビューして承認します。WebflowのSEOコンテンツ責任者の1人は、これで月360本以上の記事を公開しており、公開前にまとめてレビューしています。
仕組みを知りたい方には、AIブログライターの仕組みを書いています。あなたのブランドボイスで学習する方法も含みます。
開発者にとっては、ブラックボックスでもありません。eesel CLIの@eesel/cliは、ダッシュボードで使うのと同じチームメイトを操作します。すべてのコマンドがJSONを出力し、書き込みには送信前に実際のサーバー呼び出しを表示する--dry-runフラグがあり、ヘッドレス認証は環境変数で動くので、スクリプトやCIに組み込めます。すべてのeeselワークスペースはMCPサーバーでもあります。npx @eesel/cli mcp tokenはそのまま貼れるclaude mcp addコマンドを出力するので、Claude Code、Codex、Cursorは、データのためにTregを呼ぶのと同じ方法で、記事をブログライターに渡せます。両方を使うチームも多いでしょう。
SEOコンテンツにeeselを試す
Tregのレシートを見て、データは数セントで、本当の仕事は文章を書くことだと気づいたなら、eesel AIブログライターがその部分を引き受けます。サイトとキーワードを渡すと、調査済みで出典付きの下書きが、ビジュアルとFAQ付きで戻ってくるので、承認するだけです。呼び出しごとの計算は要りません。無料で始められ、AIブログライターのコストの解説やSEO向けブログライターのまとめで比較もわかります。

よくある質問
Tregの料金はいくらですか?
Tregは無料ですか?
TregはAPI呼び出しに上乗せ料金を取りますか?
TregはSemrushやHunterより安いですか?
Tregの残高がなくなるとどうなりますか?
Tregに紹介プログラムはありますか?
エージェントがTregで使う金額に上限を設けられますか?
X-Treg-Route-Max-Costヘッダーを送ると、予約額がそれを超える呼び出しはTregが拒否し、課金されません。管理者は、1日の呼び出し上限付きでスコープを絞ったエージェントトークンも発行できます。いずれにせよプリペイド残高が絶対的な上限になり、これはどんなAIエージェントCLIにも欲しい安全網です。
Article by
Rama Adi
Rama is a software engineer at eesel AI with two years of experience writing about B2B SaaS, AI tools, and customer support technology. Based in Bali, Indonesia, he brings a developer's perspective to product comparisons — cutting through marketing copy to what the integrations and APIs actually do.






