
OpenAIが7月12日に実際に変更した内容
この変更は、OpenAIでCodexを率いるThomas「Tibo」Sottiaux氏による日曜朝のXへの投稿によるものだ。3つのことが同時に起きた。
- すべてのPlus、Business、Proプランで5時間利用制限が一時的に撤廃された。
- 全ユーザーの利用制限がリセットされ、サイクルの途中だった人も新たな余裕を得た。
- GPT-5.6 Solの効率が高められ、同じタスクでも消費するクォータが少なくなった。
"Morning. The last 48 hours of Codex and ChatGPT Work have been intense! Three important updates: - Temporarily removing the 5 hour usage limit restriction for all Plus, Business and Pro plans..."
その数日後、CodexとChatGPT Workのアクティブユーザーが800万人を超えたのを受けて彼は再び制限をリセットし、5時間ウィンドウは依然として解除されたままだと確認した。これらの投稿すべてで実質的な意味を持っている言葉は一時的にであり、なぜそれが重要なのかは後で述べる。

5時間制限の実態
撤廃を評価する前に、実際に何が撤廃されたのかを知っておくと役立つ。Codexのすべてのサブスクリプション階層は、5時間のローリングウィンドウで利用量を計測している。重要なのは、ローカルでのメッセージ(CLIとIDE)とクラウドでのチャットが、OpenAIのCodex料金ページによれば同じウィンドウを共有しているという点だ。別々の枠が用意されているわけではないので、ターミナルでの負荷の高い午後は、クラウドタスクと同じ予算を食いつぶす。
制限は範囲として公表されている。1つのメッセージのコストは、モデルがどれだけ推論するか、コンテキストの大きさ、呼び出すツールの数によって大きく変わるからだ。以下は現時点での、5時間ウィンドウあたりのローカルメッセージの制限だ。
| モデル | Plus | Pro 5x | Pro 20x | Business |
|---|---|---|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 15–90 | 75–450 | 300–1800 | 15–90 |
| GPT-5.6 Terra | 20–110 | 100–550 | 400–2200 | 20–110 |
| GPT-5.6 Luna | 50–280 | 250–1400 | 1000–5600 | 50–280 |
| GPT-5.5 | 15–80 | 75–400 | 300–1600 | 15–80 |
| GPT-5.4 mini | 60–350 | 300–1750 | 1200–7000 | 60–350 |
2つのことがすぐ目につく。まず、Solを使うPlusプランは、負荷の高いタスクでは5時間で15メッセージまで落ち込むことがある。次に、Businessの1シートあたりの制限は書類上Plusと同一で、これ自体が独自の論争を呼んだ(詳細は後述)。デスクトップアプリ全体でのCodexのレート制限の仕組みを含む詳細なメカニズムは、このツールを日常的に使っているなら読む価値がある。
4月に水面下で変わったこと、そこが過小評価されがちな部分だ。Codexはメッセージ数モデルから推論時間メーターへと静かに移行していた。エージェントが長く考えるほど、ウィンドウをより多く消費する。だからこそ、長い推論の連鎖を引き起こす「ちょっとした」プロンプトが、5時間のうちの驚くほど大きな割合を消費することがある。
なぜ破綻したのか:GPT-5.6 Solと共有クレジットプール
これらはすべて、何もないところで起きたわけではない。GPT-5.6 Solは7月9日に一般提供され、その後数日でCodexに組み込まれ、人々はすぐさま高計算モードに手を伸ばした。高計算モードは予算を急速に消費し、共有プールがその効果を増幅させ、5時間ウィンドウはヘビーユーザーにとって数分で崩壊し始めた。48時間でトラフィックが倍増すれば、そうなるのも当然だ。
フラストレーションは現実的で具体的だった。開発者たちがHacker Newsに投稿していたのは、こういった内容の証拠だ。
"I personally went from being able to have several sessions running concurrently without hitting limits, to only having one session at a time and hitting my 5h every day twice a day in 3-4 hours tops... It just feels ~2x to ~3x less tokens than before."
つまり、5時間の壁を撤廃するのは、贈り物というより圧力の解放に近い。そして、ほとんどの報道が見逃しているニュアンスがここにある。1つの天井を撤廃しても、他の天井はなくならない。週次制限は依然として有効であり、CodexがChatGPT Work(およびChatGPT for Excel)と共有するクレジットプールが引き続き総量を左右する。1つの門を取り除いても、まだ2つが立っている。

含まれる制限を使い切ると、Codexの料金モデルはクレジットへと切り替わる。OpenAI自身の料金表では、GPT-5.6 Solは入力トークン100万につき125クレジット、出力100万につき750クレジットとされ、利用量は1メッセージあたり平均5〜40クレジットと記されている。PlusとProのユーザーは、続けるために追加のクレジットを購入するか、OpenAI APIキーを持ち込んで標準のトークン料金を支払うことができる。メーターは実際には決して止まらず、ただ形を変えるだけだ。
「一時的」という言葉が持つ意味
これに関するあらゆる発表が「一時的に」という言葉を使っており、それは偶然ではない。公表された終了日はない。この措置は正式な変更履歴に一度も入っておらず、そこでは5時間ウィンドウが今も有効な仕組みとして記載されている。そしてOpenAIはすでに、この無制限設定がそもそも機能しているのかをユーザーに尋ね始めている。
"We've had no 5h limit in Codex plus and pro for a few days. Do you think it is better or are you finding it difficult to manage the usage included in the weekly limit effectively? If we were to make this different, what should it look like in an ideal world?"
これは、恒久的な方針を打ち出しているのではなく、ライブ実験を行っている企業の姿だ。開発者たちはそれに気づいており、だからこそ現在、OpenAIに撤廃の恒久化を求めるGitHubのissueが開かれている。自分自身もレート制限付きシステムを世に出してきた立場から率直に言えば、発売急増時の一時的な制限撤廃は需要管理のためのレバーであり、計算コストの帳尻が合わなくなればレバーは元に戻される。ワークフローは、今は存在しない5時間制限ではなく、週次制限を基準に計画すべきだ。
実際の業務でAIを運用する場合の意味
個人開発者として趣味のプロジェクトをいじっているだけなら、「5時間の壁が今はなくなった」というのは純粋に良いニュースであり、その余裕を楽しめばいい。しかし、事業が依存するものにAIを使っているなら、より役立つ教訓はその背後にある料金モデルについてのものだ。
この一連の顛末は、含まれる利用量が計算リソースに対して計測されるとき何が起きるかを示すケーススタディだ。自分では選んでいないモデルの発売が、プランがどこまで持つかを静かに変えてしまう。単位は予測しにくく(推論時間、クレジット、トークン範囲)、ルールはサイクルの途中で変わる。趣味のコーディングであれば、それは管理可能な煩わしさで済む。しかし何千人もの顧客に対応するサポートキューにとって、予測不能なコストは現実的な運用上のリスクだ。
これは、eeselが意図的に異なる形で賭けた部分だ。eeselはコーディングツールではないので、Codexと競合しているふりをするつもりはない。しかし、実際のサポートキューでAIヘルプデスクエージェントを運用しており、それらを利用ウィンドウで価格設定しないことを意図的に選んだ。支払うのは、あなたのAIが実際に解決したチケットの分だけ、それだけだ。

つまり、共有クレジットプールはなく、あなたに不利にリセットされる時計もなく、チケットの解決にモデルが1回の推論ステップを要しても20回を要しても同じコストになる。これは5時間ウィンドウとは正反対の考え方であり、予期しないAI請求でチームが痛い目に遭うのを何年も見てきた身として、毎日運用する必要があるものにとってはこちらが正しいアプローチだと確信している。
予測可能でなければならないAIのためのeesel
あなたのAIがコードを書くのではなく顧客に対応しているなら、欲しいのは他社の発売週によって変動しない請求書だ。eeselは既存のヘルプデスク(Zendesk、Freshdesk、Gorgias、その他100以上)に接続し、初日から過去のチケットから学習し、ティア1の会話を自力で解決する。Gridwiseでは導入初月にティア1リクエストの73%を解決した。
この話全体に合致するのが料金体系だ。解決済みチケット1件あたり0.40ドル、シート課金なし、最低利用料なし、そして自分で設定できる支出上限があり、想定外の請求になる前にエージェントを一時停止できる。1件のチケットは、何メッセージかかろうと1タスクとしてカウントされる。何が実行され、いくらかかったのかは、謎めいたクレジットゲージではなく、明快なアクティビティビューで正確に確認できる。

eeselを試すことは無料でできる(最初の50ドル分の利用は当社負担で、カード登録も不要だ)。AIブログライターの方が自分に合っているなら、それも同じタスクベースのモデルで動いている。OpenAIが次に5時間制限をどうするにせよ、少なくともあなたのサポート請求額はその実験の一部にはならない。
よくある質問
OpenAIは本当にGPTの5時間制限を撤廃したのか?
Codexの5時間制限とは何だったのか?
GPT-5.6 Solは今では無制限なのか?
制限に達した後、Codexの利用料金はいくらになるのか?
Codexの制限が変わり続けるなら、最適な代替手段は何か?
なぜAIの利用制限はこれほど頻繁に変わるのか?

Article by
Rama Adi Nugraha
Rama is a software engineer at eesel AI with two years of experience writing about B2B SaaS, AI tools, and customer support technology. Based in Bali, Indonesia, he brings a developer's perspective to product comparisons — cutting through marketing copy to what the integrations and APIs actually do.





